Guatemala買い付け珍道中#1
グアテマラ買い付け出張日記
2月5日よりグアテマラに買い付けにきております。もちろん目的は、いい生豆の買い付けですが、去年買った農園への訪問と関係の更なる強化、そして日本にまだ輸入されていない農園の生豆の購入が主な目的です。
グアテマラは国土も広く、移動だけでも大変なので、今回は約2か月間に渡り買い付けをしていきます。ウエウエテナンゴ、アンティグア、ハラパ、パレンシア、アカテナンゴ、サンマルティンヒロテペケなどから仕入れていく予定です。その道中での出来事や買い付けたロット、グアテマラの状況などについては順次、こちらにアップしていこうと思いますので、是非楽しみにしていてください!
ご質問などもございましたら、気軽に弊社のInstagram宛にDMを送っていただくとお答えさせていただきます。@syuhari_coffeeimporters
どうぞよろしくお願いいたします。
Guatemalaの生豆の現状について
今年は、コロナの影響、ブラジル、コロンビアの減産によりアラビカCマーケットの価格の高騰はみなさま周知の事実かと思います。そのことが非常に生産者にとっていいと思われますが、実はすべての生活コスト自体があがっており、ガソリン、肥料、野菜など、結局生産者及びピッカーにとってはあまりメリットがないのが現状です。特に深刻な問題が、ピッカーの数不足です。農園サイドでも、収穫してくれたチェリーの買い取り価格をあげて集めようとしていますが、なかなか来てくれないのが現状です。今までだと、45kgのチェリーに対して45Q(約675円)でしたが、今は農園サイドでは80Q(約1200円)まで引き上げている現状です。それでも生活が苦しいため、アメリカに不法移民としての道を選ぶピッカーが多いです。最適なタイミングで収穫したいのですが、その時にピッカーの数が足りないと多くの生産者が嘆いております。
さらに追い打ちをかけるように、天候不順もかなり影響をうけています。現在乾季のグアテマラで、雨など降らないのが通常ですが、僕が滞在して1週間の間に2回も雨が降りました。せっかくチェリーやパーチメントを乾燥している際中なのに、また雨に濡れてしまい、カビが生えたりしているものも散見されました。いくつかカッピングテーブルにもフェノールのあるロットも見受けられています。
そのような中でも、シュハリとしていい生豆を適正価格で買い付け、いい状態で仕入れていければと思います。
続きは#2へ
<今までに買い付けたロット>
・サンマルティンヒロテペケ ジャバ フリーウォッシュド
・アンティグア パカマラ ナチュラル